家の暖かさと健康 *パッシブデザインの話02*
カテゴリー:パッシブデザイン
2回目のパッシブデザインの話は、“断熱レベルの違いが家の寒さの起因”というお話でした。
3回目は、家の暖かさや寒さで健康に及ぼす影響を見ていきたいと思います。
(出展:近畿大学 岩前篤教授の提供資料による)
これは、住宅の断熱グレードで、グラフにある各種疾患の改善率の関係を示したグラフです。
近年ですと、UA値での比較が多いかと思いますが、ここではQ値をもとに図示されています。
(Q値とUA値は、もともとの定義が異なるので一概には比較できませんが、表中のグレード4(Q値2.7(次世代省エネ基準レベル)が、省エネ基準地域区分の6地域(熊本県玉名市も含む)の基準値UA値0.87と同等程度です。(※上記数値は、Q値⇔UA値の換算式による))
断熱グレード4~グレード5間の改善率は、右肩上がりに上昇しています。
このように、きちんとした断熱性能を持つ家づくりをすると、“夏暑い”“冬寒い”等のストレスを軽減できるだけではなく、様々な疾病(不健康な症状)が改善されるということが、研究結果を見るとわかってきますね。
**モデルハウス(ヒュッゲ)設置温度計のつぶやき**
2020/1/16~1/23の期間中
最低外気温:3.27℃
その時の室内温度:15.9℃(2020/1/21AM6:00頃)
★エアコンは、リビングのAC1台前日のAM8:00~PM4:00まで運転しています。
※時々2階のエアコンも運転することもあります。